春巻きは、外はパリッパリ、中はジューシーな具材が詰まった日本でも人気の揚げ物料理です。しかし、ご家庭で作るとどうしても時間が経つと皮がしんなりしてしまい、お店のようなパリパリ感が失われてしまうことがあります。今回は、NHK「ためしてガッテン」で紹介された、時間が経ってもパリッパリのまま楽しめる春巻きの揚げ方を詳しくご紹介します。この方法を使えば、お弁当に入れても翌日まで美味しく食べられる春巻きが作れますよ!
ためしてガッテン流 春巻きがパリッと仕上がる理由
達人の秘密:低温からじっくり揚げる
ためしてガッテンで紹介されている達人の春巻き揚げ法のポイントは、油の温度を最初は低め(約100℃)からじっくりと上げていく点にあります。油の温度がゆっくり上がることで、具材がしっかり火が通りつつ、春巻きの皮に含まれる水分を蒸発させてパリッと仕上げます。
一般的な方法のように最初から高温で短時間揚げると、皮の水分が抜けきらずしんなりすることがあります。
家庭向けの工夫:一度に春巻きをまとめて揚げる
ただ、達人のやり方は油で約15分じっくり揚げるため、時間も手間もかかります。そこでガッテン流では、春巻きを10本すべてを一度に油に入れる方法を推奨しています。この方法は油の温度が下がりやすくなり、自然に低温状態からの加熱となるため、短時間でパリッパリに仕上げられます。
材料(10本分)
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| 豚ロース薄切り肉 | 50g |
| しいたけ | 1個 |
| 白菜 | 150g |
| たけのこの水煮 | 60g |
| ショウガ | ひとかけ |
| 塩 | 小さじ1/2 |
| 片栗粉 | 大さじ1 |
| 春巻きの皮 | 10枚 |
| サラダ油 | 1リットル |
作り方(手順)
1. 具材の下ごしらえ
豚ロース薄切り肉、しいたけ、白菜、たけのこ、ショウガを細かく刻みます。できるだけ均一に細かく刻むことで、春巻きの中で具材がムラなく火が通りやすくなります。
2. 味付けと片栗粉での食感アップ
刻んだ具材に塩(小さじ1/2)を振り入れて味を整えます。さらに片栗粉(大さじ1)を全体にまぶすことで、水分の保持と揚げた時の食感をパリッとさせる効果があります。
3. 春巻きの皮で包む
具材を30gずつに分けて、春巻きの皮で包みます。このとき具材を入れすぎないことが非常に重要です。具が多すぎると揚げている最中に皮が破れたり、爆発して危険です。
4. 油の加熱
鍋にサラダ油を入れ、180℃まで加熱します。油の温度計があれば正確ですが、なければ菜箸の先に小麦粉をつけて油に入れてみて、すぐに泡がシュワシュワ出るくらいを目安にします。
5. 一度に春巻き10本を入れて中火で8分揚げる
春巻きを10本全てを一気に油に投入します。一度に入れることで油の温度が下がり、中火の状態になり、じっくりと火が通ります。この間約8分ほど揚げます。
6. 強火にしてさらに2分揚げる
8分経ったら火力を強火に切り替え、2分間揚げて皮の表面を一気にパリッと仕上げます。揚げ終わったら油から取り出し、油を切りましょう。
実践時の注意点
- 具材の量に注意:春巻きの皮で包む具材は少なめに。過度に詰めすぎると揚げる際に破損や爆発のリスクがあります。
- 必ず10本まとめて揚げる:1度に春巻きを10本全て揚げる理由は油の温度調整です。6本や8本では油温や揚げ時間にムラが出てパリッと仕上がらない可能性があります。
- 火力は弱いコンロを活用:強火だと油温が急激に上がってしまい、内部までじっくり火が通りにくくなります。火力の弱いコンロでじんわり加熱しましょう。
- 市販の冷凍春巻きには不向き:冷凍食品はもともと加工済みなので、今回の加熱法は適応しません。パッケージの指示に従いましょう。
ガッテン流春巻きの魅力と活用法
冷めてもパリパリが長持ち
この揚げ方の最大の魅力は、時間が経っても皮がパリパリのまま楽しめること。お弁当のおかずとして入れても、昼に食べる頃には「しなしな」になってしまった春巻きとは比較にならない美味しさです。冷めてからも皮が剥がれず、食感が良い状態が保てるのはとても嬉しいポイントです。
手間がかからず時短も可能
達人の揚げ方(約15分じっくり揚げる)と比べ、今回の方法は約10分で仕上がるため、忙しい時でも簡単に挑戦できます。一度にまとめて揚げることにより効率アップ。
家族のお弁当やパーティーにもぴったり
冷めても美味しいのでお弁当に入れるのはもちろん、作り置きにも適しています。おもてなしの一皿やパーティーメニューにもおすすめです。
まとめ:ガッテン流パリパリ春巻きのコツ
| ポイント | 理由・効果 |
|---|---|
| 具材を細かく刻んで少量ずつ包む | 均一に火を通し、破裂・破れを防ぐため |
| 片栗粉をまぶす | 具材の水分をコントロールし、パリッとした食感を生む |
| 春巻き10本すべてを一度に揚げる | 油の温度が自然に低下し、じっくり火を通せるため |
| 弱火~中火で8分、強火で2分と火力を調整する | 内部まで火を通しつつ最後に表面をパリッと仕上げるため |
| 火力の強いコンロは避ける | 油温管理が難しくなり、仕上がりにムラができるため |
最後に
家で揚げ物を作るのは手間や油の後片付けが大変だと感じる方も多いかもしれません。しかし、今回ご紹介したためしてガッテン流の春巻きレシピは、簡単で失敗しにくく、「時間が経ってもパリッと」食べられます。ぜひ一度挑戦してみてくださいね。お弁当のレパートリーがさらに増えて、家族も喜ぶこと間違いなしです!
なお、材料や揚げ方に関する詳細はご紹介した内容を参考にし、十分注意して作業してください。そして、揚げ物は油の温度管理が命。安全第一で楽しい料理時間をお過ごしください。

